エリア&フィールド
左上のマークが付いているフィールドは立入制限区域となっており、利用するためには、事前に竹富町長からの立入承認を受ける必要があります。
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仲間川は、石垣島からのフェリーが発着する大原と、隣の大富の間を流れる西表島で2番目に長い川で、大原港から直接遊覧船に乗ることができます。アクセスの良さから団体ツアーの定番スポットとなっており、雄大な西表島の自然を手軽に感じることができます。遊覧船で上流桟橋まで行くと、日本の巨樹巨木100選に指定されている「サキシマスオウノキ」に出会うことができます(満潮時のみ)。
また、日本最大のマングローブ林を見ながらのんびりと川を漕ぐカヌーやSUPのツアーもあり、支流に入ると静かなマングローブのトンネルに包まれます。河口域では、干潮時に現れる干潟でたくさんの生き物を観察することができ、マングローブから亜熱帯特有の植物へと変化を見せる中流域では豊かな植生を楽しむことができます。
大富の亜熱帯林(大富歩道)は、大富の集落近くから横断道につながる道で、静かに散策やバードウォッチングを楽しむことができます。途中には遊歩道のある「亜熱帯樹木展示林」、仲間川を見下ろす「仲間川展望所」、国の天然記念物である「ウブンドルのヤエヤマヤシ群落」が見えるスポットもあります。
前良川は、古見集落を挟んで流れる2つの川の1つで、両岸のマングローブ林や亜熱帯の植物を眺めながらカヌーやSUPを楽しむフィールドです。干潮時に現れる干潟では、カニをはじめとする様々な生き物を観察することができます。
上流から川沿いに森の中を歩くと、小さな滝があり、滝壺で水遊びをすることもできます。カヌーもトレッキングも比較的距離が短いので、半日程度で手軽に西表の自然を楽しむことができます。6月~7月には、早朝に川面に落ちるサガリバナを見るツアーも人気です。
古見集落の伝統行事の際には、ツアーが催行されないことがあります。
後良川は、古見集落を挟んで流れる2つの川の1つで、両岸のマングローブ林や亜熱帯の植物を眺めながらカヌーやSUPを楽しむフィールドです。干潮時に現れる干潟では、カニをはじめとする様々な生き物を観察することができます。
上陸できるポイントはなく、上流まで鳥の声や水の音を聞きながら、ゆったりと漕ぐことを楽しめます。6月~7月には、早朝に川面に落ちるサガリバナを見るツアーも人気です。
古見集落の伝統行事の際には、ツアーが催行されないことがあります。
古見岳は、西表島の最高峰(標高469.5m)で、相良川とユツンからの登山道で、山頂までアクセスすることができます。相良川からのルートは、徒渉を繰り返しながら山に入っていき、中盤に急登があります。登るにつれて視界が開け、西表の景色が見渡せる場所がいくつか現れます。山頂に程近いところにあるヒカゲヘゴの群落は、恐竜時代に迷い込んだような気持にさせる景色です。竹林を抜けて山頂に到着すると、登ってきた景色の先には新城島が見え、天候が良ければ石垣島まで見渡すことができます。
登山道は、迷いやすいところや、大雨が降ると増水するところもあります。
ユツン川(ユチン川)は、変化に富んだ地形を楽しむことができるフィールドです。河口域は海からカヌーでアプローチすることができます。歩いてアクセスできる下流の淡水域には、池のように水が溜まり、泳いで遊ぶことができる場所があります。近くにモダマやセイシカも見ることができます。
また、本格的なトレッキングができるルートもあり、中流域では大小様々なポットホールがある岩盤を沢沿いに歩いたり、登るにつれて豊かな植生を楽しむことができます。
このフィールドのハイライトは、「三段の滝」と呼ばれる文字通り三段に分かれた滝で、滝上からは海の先まで見渡すことができる絶景スポットになっています。
トレッキングルートは、迷いやすいところや、大雨が降ると増水するところがあるため、ガイド(竹富町観光案内人)の同伴を推奨します。近年、ガイドを伴わずに入って滑落して怪我をしたり、遭難する事故が多発しています。
ユツンの洞窟は、手つかずの鍾乳洞で、神秘的な洞窟探検を楽しめる場所です。洞窟の内部にはコウモリが生息しているため、春から夏のコウモリの繁殖期は入洞を避けるようにしましょう。
足場が悪く危険な個所があったり、野生生物への配慮が必要なため、ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。
大見謝川は、ダイナミックな景観が特徴的な渓流で、その地形を利用してキャニオニングと呼ばれる渓流アクティビティを楽しめます。キャニオニングは、沢を下りながら小さな滝を流れ落ちたり、深い淀みに岩の上から飛び込んだりする川遊びです。暑い季節には川の冷たい水が心地よく、自然を体感できる人気のアクティビティの一つです。
キャニオニングには、ライフジャケットやヘルメット、沢用のシューズなど専門的な装備が必要です。また、大雨が降ると増水の危険があるため、ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。過去には、骨折などの怪我や死亡事故が発生しています。
ゲータ川は、高低差の少ない沢沿いを歩いて行く、比較的歩きやすいトレッキングフィールドです。所々で川を渡り、水の音や豊かな植生を楽しみながらゲータの滝まで行くことができます。
最初の滝だけでも圧巻ですが、少し上がると二段目の滝、さらにもう一段上がったところに三段目の滝があり、その滝上から海の景色を眺めることができます。
上の滝に行くにつれて、滑落の危険性のある個所が増え、ヘルメットや沢用のシューズなど専門的な装備が必要となります。また、大雨が降ると増水の危険があるため、ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。近年、滑落して怪我をするなどの事故が発生しています。
クーラの洞窟は、手つかずの鍾乳洞で、神秘的な洞窟探検を楽しめます。亜熱帯植物の森を少し歩くと洞窟の入口が現れ、そこから3つの洞窟が連なります。比較的初心者向けのコースですが、ライトやヘルメットなど専門的な装備が必要となります。迷いやすい箇所もあるため、ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。
クーラ川は、静かな森の中を抜けていくフィールドです。比較的平坦な道をしばらく進むと、巨大な岩から流れ落ちるクーラの滝に到着します。滝壺は数人が入れるぐらいの広さで、泳いだり滝を直接浴びることもできます。カヌーやSUPで、川から滝にアクセスするツアーもあります。
ナダラ川は、比較的利用者が少ないひっそりとしたフィールドです。マングローブ林に沿って歩き、しばらく登ると流れ落ちる一筋の滝に出合うことができます。豪快さには欠けるかもしれませんが、自然に囲まれて静かに過ごすには良いところです。
岩が多いルートなので、ヘルメットや沢用のシューズなどの装備が必要です。また、迷いやすい箇所もあるため、ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。
西田川は、広大な船浦湾に注ぎこむ川で、亜熱帯特有のマングローブ林の中を、カヌーやSUPで漕ぎ進んでいくフィールドです。干潮時に現れる干潟では、カニをはじめとする様々な生き物を観察することができます。
上流でカヌーなどを係留し、森の中をしばらく歩くと、サンガラの滝にたどり着きます。サンガラの滝は西表ではあまり見られない横に大きく広がった滝で、滝つぼを泳ぐ、滝裏に入る、滝上に登るなど色々な楽しみ方ができます。
ヒナイ川は、県内で最も落差の大きいピナイサーラの滝が有名で、利用者の多い人気のフィールドです。西表島特有のマングローブ林、亜熱帯の森やダイナミックな滝を、比較的初心者でも楽しむことができます。
カヌーで穏やかな川を漕ぎ進み、上流に係留して森の中をしばらく歩くと、ピナイサーラの滝が現れます。夏季には多くの人が、滝つぼに浸かって水遊びを楽しみます。別のルートで、少しハードなトレッキングをすると、滝上にも行くことができ、そこから望む景色は圧巻です。
トレッキングルートは、迷いやすいところや、大雨が降ると増水するところもあります。
船浦湾は、西田川やヒナイ川が注ぎこむ広い湾で、北側に海中道路が横断しています。湾を囲むように立ち並ぶマングローブ林を眺めながらカヌーを漕いだり、干潮時に現れる広大な干潟で、生き物観察を楽しむことができます。湾からは遠くにピナイサーラの滝を望めます。
浦内川は、沖縄県で最も長く、最も流域面積の大きい河川です。河口の広大なマングローブ林から中流の亜熱帯の森まで、多様性に富んだ豊かな自然を、遊覧船やカヌーで楽しむことができます。河口域では、干潮時に現れる干潟でたくさんの生き物を観察することができます。
浦内川ではこれまでに400種以上の魚が確認されていて、日本一魚の種類が多いことでも知られています。
浦内川にはいくつもの支流があり、遊覧船では入っていくことができませんが、カヌーやSUPを漕いで行くことができます。植物や生き物を身近に感じ、観察も楽しめます。6月~7月には、早朝に川面に落ちるサガリバナを見るツアーも人気です。
浦内川上流域は、遊覧船の終点の軍艦岩から2つの滝まで続く遊歩道を、手軽に楽しめるフィールドです。比較的平坦な道沿いでは、様々な植物や昆虫、トカゲなどの爬虫類を観察することができます。
最初に、日本の滝100選に選ばれているマリユドゥの滝を望む展望台にたどり着き、さらに歩いていくと、カンピレーの滝に出合います。
浦内川源流域は、カンピレーの滝から先の西表島横断道や、マヤグスクの滝など、長い距離を歩くトレッキングフィールドです。横断道は、ほぼ川沿いを進んで浦内川の源流部を通過し、大富まで抜けるルートで、林道まで含めて8~10時間ほどの行程です。マヤグスクの滝は、横断道から分かれたイタジキ川の上流に現れる階段状の美しい滝です。
ルートは比較的平坦ではありますが、足場が悪いところが多く、特に高温多湿となる時季にはかなりの体力が求められ、しっかりとした装備も必要です。
また、迷いやすい箇所や滑落の危険がある箇所もあり、大雨が降ると増水の危険もあるため、遭難や滑落して怪我をするなどの事故が発生しています。
テドウ山は、古見岳に次ぐ標高(441m)を誇る山で、カンピレーの滝手前から山頂へ続く登山道を歩くトレッキングフィールドです。ルート前半はしばらく急な登りが続き、山頂が近づくと所々視界が開ける場所もあります。山頂からヒナイ川へ抜けるコースもあり、全体を通して亜熱帯の豊かな植生を楽しむことができます。地元の中学生の登山体験のコースの一つです。
ルートは急登があり、滑りやすいところが多く、水場がありません。特に高温多湿となる時季にはかなりの体力が求められ、しっかりとした装備も必要です。
また、迷いやすい箇所や滑落の危険がある箇所もあるため、遭難などの事故が発生しています。
仲良川は、奥西表とも言われる陸からのアクセスがない南西部にあり、西表島で3番目に長い河川です。両岸をマングローブ林に囲まれた広い河口部は、浅いところも多く、干潮時には砂洲があちこちに現れます。
シーカヤックとトレッキングを合わせたツアーが行われており、川を7kmほど漕ぎ進んだ後に上流に係留して、亜熱帯の森をしばらく歩くと、秘境に佇むナーラの滝に辿りつきます。その迫力ある景色は、長旅の疲れも忘れるほどです。
漕ぐ距離が長く、風などの天候の影響も受けやすいため、しっかりとした装備とある程度の体力が必要です。ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。
仲良2番川(アダナデ川)は、南西部の陸からのアクセスがない仲良川の支流の一つです。川幅が狭く、浅いところも多いので、カヌー等でしかアクセスできないフィールドです。亜熱帯特有のマングローブ林の中を漕ぎ進んだ後に、緑の静寂に包まれた沢を歩くと、ジャングルの中にぽっかりとアダナデの滝があります。夏場の暑い時季には特に人気のツアーです。
漕ぐ距離はそれほど長くなく、ファミリーでも楽しめるフィールドですが、しっかりとした装備が必要です。ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。
ミズウチ川(水落川)は、奥西表とも言われる南西部エリアの船浮湾奥にあります。河口には広大なマングローブ林が広がっていますが、川に入ると川幅は狭く、両岸からマングローブが迫ってきます。シーカヤックやボートでアクセスすることができ、川の突き当りには、汽水域に注ぎ落ちる水落の滝があります。カヤック等に乗ったまま滝を浴びることができ、水遊びには最適のフィールドです。
海でのシュノーケリングとセットになったツアーが人気です。ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。
ヒドリ川は、船浮湾に注ぐクイラ川の支流の一つです。船浮や白浜を起点に、ボートやシーカヤックでのツアーが行われていますが、シーカヤックは距離もあるため、経験者向きです。ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。
クイラ川は、奥西表と呼ばれる南西部の船浮湾に注ぐ、西表島で4番目に長い川で、河口にはマングローブ林が広がっています。船浮や白浜を起点に、シーカヤックやボートでのツアーが行われていますが、シーカヤックは距離もあるため、経験者向きです。ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨します。
白浜の亜熱帯林(白浜旧道)は、西表トンネルが開通するまで使われていた旧道で、現在は自然観察のフィールドとして利用されています。3月~4月頃にヤエヤマヒメボタルを観察するツアーが人気です。
気軽に歩くことができるフィールドですが、近隣の田んぼや民家の迷惑にならないようにルールやマナーを順守して利用しましょう。また、大雨が降ると土砂崩れが起こる危険がありますので、立ち入らないようにしましょう。
イダの浜は、船浮の集落から歩いて15分ほどのところにある美しい海岸です。ボートやシーカヤックで、直接イダの浜に行くツアーもあります。イダの浜の沖はシュノーケリングポイントとしても有名で、ウミガメに遭遇する確率も高いです。船浮に宿泊すれば、イダの浜からのサンセットも堪能することができます。
フィールド写真提供事業者
このホームページ上で使用しているいくつかの画像は下記業者から提供いただきました。
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