竹富町では、西表島等の優れた自然環境を保全しつつ、持続可能なかたちで適切に利活用していくため、地域に根ざした質の高いガイドの確保と育成を目指して、「竹富町観光案内人条例」を制定し、2020年4月1日より施行しました。
西表島の陸域全域(河川域、海岸域、主な属島を含む)においては、竹富町長から「観光案内人」の免許を受けたガイド事業者のみが、自然資源を利活用した観光ガイド事業を行うことができます。
この条例では、「観光案内人」に対しては、自然環境の保全や質の高いガイドサービスの提供、地域社会への貢献に対して厳しい要件を定めていますが、西表島を訪れる観光旅行者の方々に対しても、「観光案内人」の指示に従って、一定のルールのもとで西表島の自然を楽しんでいただくことが定められています。
また、2022年12月に立入制限フィールドの指定を含む「西表島エコツーリズム推進全体構想」が国に認定されたことを受けて、立入制限フィールドに同行できるガイド(登録引率ガイド)に関する規定を新たに追加する形で「竹富町観光案内人条例」を改正し、2023年11月より施行しています。
西表島を訪れた際にはぜひ、「観光案内人」の免許や「登録引率ガイド」の資格を有する観光ガイドの同行のもとで、西表島の奥深い自然をゆっくりとお楽しみください。
なお、「観光案内人」や「登録引率ガイド」はどなたが見ても分かるよう、右に示した免許証の携帯、徽章を付けることを義務としています。